こちらのお店では新入荷商品をお洗濯したりクリーニングしたりして販売しています。
最近はやはりケミカルよりも手洗いが一番と思ってコートやジャケットの一部を除いてなんでも洗濯してしまっています。
先日、100年前のスパンコールのついたボレロも手洗いしてみましたらなんと、溶けるというか、コンニャクのようになってしまいました。以前30年代くらいのボレロを洗ってみたらそんな事はなかったのでかなりビックリしましてグーグルで調べてみましたらゼラチンでスパンコールをつくっていた時代があったのですね。今、現在は金属やプラスチックで作られています。
考えてみますとベークライトというプラスチックだってまだできていない時代です。水に濡らすとベタベタになりましたのでそれ以上触らず干してみますと固くもどりました。
クラフトでゼラチンからスパンコールを作られている方のyoutubeなどありました。食べられるスパンコールということです。絞り出し器でポツポツとゼラチンと染料を混ぜた物を置いていくと乾く頃には平たくなっていてスパンコールになっています。
ちなみに英語ではspangleやsequinといいます。
このゼラチン素材はビーズなどにも使われていたらしくまた、先日80年代に買ったビーズをニューヨークから持ってきて洗ってみると昆布のように柔らかくなったのであのビーズもゼラチン性と思われます。古いアクセサリーにはミルク由来のgalilathという素材があったり今では考えられない物が使われているのでとても面白いです。
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